■ダークパターンとは
選択肢が最初から決まっており、許諾するしかない状況になっているWebサイトの事。経済協力開発機構(OECD)では、2022年の報告書において「消費者を欺き、操作し、被害を引き起こす可能性がある」と警告しています。
■お客様が被るリスク
ユーザーを騙すため、慎重にユーザインタフェースが作りこまれているため、人間特有の認知バイアスを利用して、ユーザーが思っているより多くの時間やお金を使ってしまう。
事例: 保険入会や定期購入などの特定行動をユーザーに促すもの
■ダークパターンサイト構成例
1.購入カートに、勝手に別の商品を追加する。
2.購入する段階の途中で、いつの間にか手数料や送料などを追加する。
3.何か特定のアクションを行ったとき、ユーザーが期待していることと違うことを実行する。
日本では、一部の悪質なもの以外、ダークパターンそのものを規制する法律はありませんでしたが、2022年6月に「特定商取引法」の改正によってダークパターン規制が強化されています。
⚫特定商取引法とは
価格・支払条件等についての虚偽の説明又は故意に告知しないことを禁止したり、消費者を威迫して困惑させたりする勧誘行為を禁止しています。
また、事業者が広告をする際には、重要事項を表示することを義務付け、虚偽・誇大な広告を禁止しています。
そのため、ECサイトやWebページなどのネットショップでダークパターンを使用しているサイトを発見したら、下記、消費者ホットラインにご相談される事をお薦めします。
⚫消費生活センター.消費生活相談窓口
消費者ホットライン188(いやや!)