当社では、web広告業界黎明期のメールマガジン広告から長年の間、様々な種類の広告を観察してきましたが、最近ではリスティング広告を悪用した期限付きの復讐代行サイト等も散見されるようになりました。
人間という生き物は、感情の動物ですので、何らかの原因で怒りが生じ、破壊衝動が強くなると身を守るため、攻撃的になる事がありますが、その行為は法治国家において、身の破滅を招く事につながりかねません。
復讐代行サイトの存在も言語道断ですが、発信元が不明確な怪しい情報商材サイトに辿りつかないよう、事前の対策が必要です。
下記、表題の説明及び事前の対策です。
フィルターバブル効果とは
検索エンジンのフィルターによって「泡」の中に包まれたように、自分が見たい情報しか見えなくなること。
エコーチェンバー現象とは
SNSにおいて、自分の興味関心に従いユーザーをフォローした結果、似たような意見が集まる現象。
懸念される悪影響
パーソナライズド広告によって、事前に情報が取捨選択されてしまい、必然的に個人の信念.意見を増幅.強化するコンテンツと触れる機会が多くなり、異なる意見を目にすることが難しくなる。
その結果、認知の歪みが生じ、異なる意見の理解が困難となり、極端な意見や社会分裂を産み出す可能性が懸念される。
事前の対策
トラッキング.フィルタリングが機能する環境下ではフィルターバブルを回避することは困難です。
そのため、既存のプライベートブラウズを有効にすることが、フィルターバブル対策の近道です。
また、エコーチェンバー現象を回避するには、1次データ（インタビュー）2次データ（官公庁統計）、3次データ（データ収集専門業者）と複数のソースにあたり冷静な判断を行うリテラシーを身に付ける必要が有りますので、残念ながら近道は有りません。
お客様も連日の猛暑の影響で「冷静な判断なんかできないよ」とお感じになる方もいらっしゃると考えますが、復讐代行業者の罠にはまらず、クールダウンするようお願い申し上げます。
ここまでお読み頂き有難う御座いました。
