1990年代に一部専門誌で広告掲載された事を皮切りに、レーザー盗聴器（以下レーザーマイクロフォン）を懸念される方が時折いらっしゃいます。
レーザーマイクロフォンは、スマートフォンも存在しなかった当時、700万円以上し、一般的な商品ではありませんでしたが、2023年3月現在では、数百円から数百万円の幅で作成購入可能な状況となっています。
その状況からか、最近一部メディアにおいて、レーザーマイクロフォンが登場する場面が増加した影響も有り、当社にも懸案事項を抱えたお客様からのお問い合わせが増加傾向となっています。
そのため、今回はお客様が本件について、不安心理を増加させる前に、知るべき対策方法を下記にまとめました。ご確認頂き、冷静な判断力を取り戻す事をお勧め致します。
⚫レーザーマイクロフォンとは
対象となる窓ガラスにレーザー光線を照射し、振動情報を収集し復調する技術。部屋の窓へレーザー光線を照射し、反射したレーザーを受信することで音声に復調が可能。
特性
送受信者が対象垂直方向にレーザー光線を照射する必要があるため、その方向性が限定的。また、照射後も反射角の関係で必ず受信位置に反射光が返ってくる訳ではない。
対策方法
雨戸、遮光カーテン、ブラインド、すだれなどでレーザー光線が窓ガラスに到達する前に遮る事によって、復調を困難にする事が可能です。懸念されているお客様は、ご自宅でレーザーポインターを上記対象に照射して頂き、その反射光を確認して頂くと分かりやすいと考えます。
また、機械学習等の進化によって、ビジュアルマイクロフォンという撮影した画像情報から音声復調する技術も洗練されてきており、室内を盗撮される事によるリスク増加も考慮し、盗撮対策を徹底する事をお勧めいたします。
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